ビートパルプは猫に必要な材料?

「ビートパルプは猫に必要な材料!」

このようなことも言われていますし、私も同感です。

とはいえ、

  • そもそもビートパルプってなんなの?
  • ビートパルプは危険って聞いたけど違うの?

という方も多いと思います。

そこでこの記事ではそんなビートパルプに関する不安・お悩みを、

実際に猫を飼っている筆者の視点から解決します。

具体的には

  • ビートパルプとは
  • ビートパルプがキャットフードに入っている理由
  • ビートパルプが「猫の健康によくない」と言われる理由

の順番に重要なポイントだけ紹介していきます。

3分くらいで読めますし、ビートパルプは危険という考え方も変わるので、是非ともご一読を!

ビートパルプとは

ビートパルプは砂糖の原材料となる甜菜(砂糖大根)から砂糖を抽出した後に残る繊維質の事を言います。簡単に言えば、ビートパルプは砂糖を取り出して残った製品を乾燥させて、粉末化して固めたものを指します。

この固めたものをキャットフードなどに混ぜて販売しているのです。ビートは主に寒冷地で育つ野菜で、日本ではサトウキビ沖縄、ビートは北海道で生産されています。ちなみにビートパルプは主にペット用に加工したものを指し、人間用はビートファイバーとしっかりと区分されています。

このビートパルプを作る際には、家畜飼料法によって抽出法が厳格に定められています。 キャットフード以外にも馬などの家畜飼料の繊維源として様々なところで使われている非常に便利な材料です。

モグワンの記事も参考になります。

ビートパルプがキャットフードに入っている理由

フード全体の量と繊維量を調整するため

ビートパルプは様々な記事で悪く言われがちですが、いい面もあるため入っているのです。猫には人間と同じように食物繊維を取ったほうが、調子がいい猫と反対に不必要で調子を崩してしまう猫もいます。

通常のキャットフードでは、基本的に食物繊維は足りません。猫は特に食物繊維を自分から取ることがあまりない生き物ですので、非常に便秘になりやすいのです。

猫は、

・水分不足
・フードが合わない
・運動不足
・お腹に毛が貯まる

などの要因で、便秘になります。その解消法の一つとして飼料用で使われているビートパルプを改良し、フードに混ぜているのです。

食物繊維はイモ類などでも取ることが出来ますが、ビートパルプに比べると価格も上がり、繊量もあまり多くないのです。そのためバランスの良いビートパルプが採用されています。

便をちょうどいい硬さにするため

ビートパルプは便を硬くするという記事もありますが、これも正確ではありません。前述の通り、猫は便秘になりやすい生き物です。缶詰ばかり食べて水分を一切飲まない猫などは、すぐに便秘になります。また、高齢になるほど水分以外でも運動不足などで、便秘になります。

便秘と同時にストレスなどで、下痢になることも珍しくありません。フードをあげすぎて、猫が食べ過ぎたケースなどは下痢になる傾向があります。このあたりは、結構人間と近いかもしれませんね。

このように猫は食事によって、体調を崩すことの多い生き物です。その改善には食物繊維が最適であり、腸内バランスを整えて、便をちょうどいい硬さにするためにビートパルプが採用されているのです。

腸内環境を調整するため

猫は自分自身でフードを選ぶ事ができません。また、毛玉を腸内に溜めてしまうため、定期的に排出する毛玉ケアをしてあげる必要があります。つまり、猫の胃や腸の中は荒れていることも多く、腸内環境を整える必要があります。

そこで食物繊維が含まれたビートパルプが活躍します。食物繊維には可溶性・不溶性の2つがあり、違いは水に溶けるかどうかです。ビートパルプは両方の食物繊維がバランスよく入っているため、腸内を綺麗にしながら微生物の働きによってエネルギーを吸収することができるのです。